2026/02/26 18:49

“Hip Catch”

Hip Pocket & Rigging Vest configuration


前回の続き

①前回選んだプロトタイプをエックスパックで制作。
ノンオフセットタイプ
パネルのラインが思ったより立った。
フロントとマチのつなぎ目の角つきや、荷物を入れた時のボトムの沈みも微妙。
ヒップポケット的に使うと、この辺りがベスト使いよりも繊細。
ということで粗を削るためにやり直し。

横っ腹って、腰骨と助骨の間のくびれで、真横からだと7〜10cmと狭くて、へそに向かって14cmくらいまで広がる。
ここの広がっていく帯が腹で、Hip Catchはここに合わせて設計してるんだけど、単純な箱だと角が立って腕や動きに対して反発が出る。
だからフロント側だけをオフセットしてボリュームを内側に寄せるという組み直しをやった。

変形させた楕円錐台っていうのかな…手書き展開はほぼ無理なので、3Dでシミュレーション・展開して、テープ厚等の誤差を含めて実際の寸法も縫いながら微調整、試作、これを繰り返す。

②オフセットタイプ
画像のはわかりやすく色変えてます。
これは、①にオフセットテーパーをかけて、若干調整したタイプ、角の立ち方は劇的に改善。
だけど体感容量がだいぶ削られた。
タックル前提だから、これでも良さそうだけど狭さとキツさが出て、これにする意味がない…とか思いつつ正直めちゃくちゃ惜しい。


③一旦スケールアップ
んじゃ、入れるものは一旦無視して、全体を大きくしてみた。
カーブを少し緩くして縮尺アップバージョンで作った。
腹に付けるとまあまあデカい。カーブを緩めるとキレが薄くて逆に箱っぽく浮いちゃう。
大きくする意味もないから、これもボツ。


④微オフセットタイプ
若干だけオフセットしてテーパーを入れた。
たった数ミリなんですけど、ラインが締まってキレもある、だけど角つきは抑えられている。
容量の印象も削れてない。
数字は小さいんだけど、効果は出たんですよね。
画像だとわかりにくいんですが、自分の中ではここで落ち着きました。

3パターンの微差
ノンオフセットは角が立ちすぎる
微オフセットはラインだけが締まる
オフセットは容量が削れる
画像左:上から、ノンオフセット・微オフセット・オフセット
画像右:上から、オフセット・微オフセット・ノンオフセット

形と並行して細部もかなり触った。
ファスナーサイズは2サイズで確認、スライダーはダブルとシングルで試し、引き手タブの有無も試した。
ファスナーの取り付けは2パターン試して、叩き縫いはやめた。
これで開口部が大きく取れるようになる、手が引っかかりにくくなって出し入れがかなりスムーズになる。
それに、腕と腹の間に挟まるから、ガチガチに縫いで固めていると硬くなって反発してしまうけど、自然に少し凹んでくれる。
これも腕振りのときちょうどよかった。


HIp Catch
8パターンの試作を経て、派手な変更は全くないけど、
ベスト使いとヒップポケット使いで感じた小さな違和感を潰しました。


目標の3月までに修正含めて作り込めたので、あとはガッツリ使っていきます。