2026/03/10 18:30

Fanny Pack Boost

Small Pack. Big Boost.
Small + Boost = Mobility.


今でこそよく見るファニーパック、このプロダクトを構想した当初、周りはサコッシュがメインだった。
僕は高校生の頃からヒップパックの佇まいと機動力に惹かれていたから、ナップデザインを始めたらファニーパックを作ると決めていた。
世間にはコンパクトなものはたくさんあって、有名どころは一通り使ってきた。
だけどコンパクトなだけで自分にとっては物足りなかった。

サイズを大きくすれば済む話なのか。
いやいや、それだと機動力がなくなる。
欲しかったのは、小さいくせになんか頼りになるやつ。

だから答えはシンプルだった。
コンパクトなまま、収納の質を上げる。
機動力があって、収納区分が備わっているやつ。
メイン気室に加えてインナーメッシュポケット、トップストレッチポケット、背面クッションポケット、フロントコード。
小さいパックに、使い分けができる区分を詰め込んだ。
カーブドテーパーフォルムと斜めファスナーは、体にフィットしながらアクセスしやすくするための設計。
全部、機動力を殺さないための選択だった。

大きいサイズの要望も結構あったけど、コンセプトが違うから作らなかった。
この、小さくてもなんか頼れるという信頼感が、このプロダクトの根っこだと思ってる。

ちなみに、フロントコードの3点支持はNUPDESIGNのロゴからヒントを得たもの。
ロゴはルーローの三角形という図形をモチーフにしていて、その3点をそのままフロントコードの支持点に落とし込んだ。
3点からテンションをかけると、力が中心に向かって収束する。面を均等に抑え込むから、荷物が真ん中にピタリと固定される。
ロゴの形が、そのまま機能になってる。個人的に気に入ってる部分でもある。

今回制作しているブルーとパープルを眺めながら、改めて振り返ってみました。
小さいパックをブーストした。それが生む、場面を選ばない機動力。
これがFanny Pack Boostです。